脱力日記

脱力おばさんの思い出話やつまらない日常を綴るブログ

サッチー、できれば「アレ」も、あの世に持って行ってくれ

敗戦日本の象徴的存在

そうかあ…。
お騒がせおばさんのひとりが、ついに、大往生。


私は、野村沙知代というと、どうしても、松本清張の「ゼロの焦点」とか、森村誠一の「人間の証明」とかを、連想してしまうのである。
サッチーほど、「ああいう感じ」がする女性というのも、いないというか、もしかすると、小説のモデルなんじゃないか、という気も、しなくもないんだよな。
映画「肉体の門」で、名取裕子が演じた役なんかも、けっこう近い。
あとはまあ…「悲惨な例」というか、「サッチーみたいに成功しなくて、ものすごい運が悪かった場合」だと、萩原葉子の「置き去りにされたマリア」ということに、なるのである。
野村沙知代という人は、「敗戦国としての日本の戦後」の悲しさを、背負っているような、そういう人だったと思う。
もちろん、デヴィさんなんかも、そういう意味合いでは、基本的には、同じなのであるが。
なにしろ、そんなサッチーの退場とともに、彼女が、「敗戦国としての日本」も、一緒に、あの世に持って行ってくれるなら、いいと思うのだが、たぶん、そういうわけには、行かないのだろう。