脱力日記

脱力おばさんの思い出話やつまらない日常を綴るブログ

拉致被害は、在日米軍の責任である

矛盾

本当に不思議だなと思うのは、「拉致被害者を取り戻せ」と言っている人たちが、同時に、アメリカが北朝鮮を軍事攻撃して金政権を滅ぼすという「プラン」について、文句を言わないとか、逆に、賛成しているということだ。
そんなことをされたら、拉致被害者なんていうのは、まっさきに、アメリカ人の囚人たちと一緒に、金一家の半径50mくらいに集められて、金政権を守るための「人間の盾」にされるに決まっているではないか。
そうでなくても、軍事攻撃をされれば、巻き添えになる可能性が、大なのである。
「それでもいい」と、思っているのだろうか。
だったら、「拉致被害者を取り戻せ」なんて言っているのは、真っ赤なウソだということになる。
または、「取り戻せるなら、死体でもいい」と思っていると、いうことなのだろうか。

拉致されたのは、在日米軍が守ってくれなかったから

だいたいの話が、日本国民が、侵入した外国の勢力によって、日本の領土内から、さらわれたということは、在日米軍が、守ってくれていなかったということの何よりの証拠であるから、アメリカを責めるというのが、当然の話なのである。
お金を払っているのに、守ってくれなかったのだから、その「警備会社」を解約し、損害賠償を請求し、さらわれた人を取り戻して来いと要求するのが、普通ではないのだろうか。
それが、警備会社を雇っていた場合の「普通」の対応だと思うのだけれど、相手がアメリカだと、誰も、そういうことを言わないから、おかしいのである。
ことが「アメリカ」になると、誰も彼もが、「普通の考え方」ができなくなって、普段とは違う行動を取るから、これは、信じられないほど奇天烈な現象だなあと、思うのである。

なぜアメリカに要求しない

金正日の体調悪化が伝えられていたころ、ある拉致被害者家族の人が、TVでこういうことを言っていたのを見た。
「金正日が死亡したら、その空白につけこんで、間髪を入れず、自衛隊を送り込んで、拉致被害者たちの救出作戦をやれ」と、言っていたのである。
その人は、どうして、アメリカに対して、同じことを頼まないのだろう。
そもそも、拉致をされたのは、米軍の手抜きとか、ミスが原因ではないか。
それも、1回や2回の手抜きでは、ないのである。
アメリカ政府というのは、自分のところの国民が、北朝鮮に拘留をされたら、大騒ぎをして、元大統領とかを送り込んで、助け出しているのである。
なのに、日本人のことだと、何十人いようが、知らん顔をして、「ウチは関係ないから、自力で勝手に取り戻せ」という態度である。
そもそも自衛隊は、憲法上、外国に押しかけて行って活動をするということは、できないのだから、拉致被害者家族の人たちは、どうして、金正日が死ぬまで待たずに、アメリカに対して、「おたくの責任だから、取り戻して来い」というふうに、要求をしなかったのだろう。
本当に、不思議だ。

拉致問題だけが「個別に解決する」という可能性の低さ

拉致問題というのは、結局は、「東アジア全体」の安定を考えなければ、解決はしないのである。
日本人の拉致だけが、個別に解決ができるということは、ない。
私たちは、もう、それは、わかっている。
そして、東アジアに米軍が居座っている限り、中国は、バッファーである金政権を必要とし、そして金政権は、あのような閉鎖的な形で、主権を守るしかないわけである。
そして、日本国民の拉致被害について、正当な対処を求めるならば、「日本が朝鮮に対し同じようなことをしたという過去」について、否定したり、無視したり、「蒸し返すな」などと言っているうちは、まず、無理なのである。
相手からすれば、「何を言ってやんでえ、そっちが先にやったんじゃないか」という話になって、そして北朝鮮の場合には、日本との戦後の清算は、済んでいないのである。
「大日本帝国が拉致した朝鮮人を全部返せ」と言われて、返せないという場合に、それに対する清算を済ませない限りは、「こっちから拉致をされた人たちを返せ」という要求「だけ」が通るということは、普通は、考えにくいのである。