脱力日記

脱力おばさんの思い出話やつまらない日常を綴るブログ

植民地はつらいよ

最も高度な完成形

植民地の最も高度な完成形とは、今の日本とか、終戦直前の台湾のように、「被支配民たちが、植民地にされていることを自ら否定する」という状態になること、なのである。
台湾の人には、怒られるかもしれないので、弁解しておくと、台湾の一部の人たちは、そうだっただろうな、と思っている、という話。

知らないほうがよかった

何を隠そう、わたくし自身も、40歳を過ぎるまで、「植民地に生まれて暮らしている」ということについて、自覚がなかった。
ほとんど。
日本は、独立国で、主権を行使しているんだと、ずっと思ってた。

…でも、「植民地に生まれちゃって、たぶん、死ぬまでそうなんだな」とか、そういうことは、なるべく、自覚をしないほうがいいのであって、なぜかというと、認識をしてしまえば、残りの人生が、つらくなるだけだから、なのである。
だから、それからは、とてもつらい。
かといって、ほかの人たちのように、「植民地になっていないふり」をして、みんなで芝居をして、なんとか明るく生き延びるという気分にも、なれないのだ。
そういう人を見ると、もっと悲しい気分になって、思わず、台所へ走って行って、力いっぱいうどんでも打ちたい気持ちになってしまう(中島らものパクり)。