脱力日記

脱力おばさんの思い出話やつまらない日常を綴るブログ

北朝鮮への最大の感情は、「嫉妬」なのである

憎しみの正体


日本人が、北朝鮮をこんなに憎むのは、どうしてなのかって、それは、「嫉妬」が根本的な原因であるとしか、思えない。
「自分が持っていないものを持っているから、妬ましくてしょうがない」のである。
そして、自分たちが「それ」を持つことは、二度とないということを、知っているので、余計に腹が立つ。
そういう場合には、人は、

  • 「それ」の価値が、思ったよりも低いというふうに思いたくなる。
  • さらに、自分は、相手が持っていないものをいっぱい持っているから、自分のほうが幸せなんだと、自分や家族に言いきかせる。
  • 「それ」を持っていたって、相手が不幸であるということを強調する。


しかし、そういうふうにすればするほど、「自分が持っていないもの」が、非常に重要なものであるということを、確認しているということと、同じである。
「それ」が、本当に、大したものではないならば、嫉妬をする必要はない。
そして、私たちが妬んでいるのは、「相手が核兵器を持っていること」ではない。

国にとって、一番の「お宝」とは、なんだろう

それは、統治権であり、主権であり、独立である。
日本には、治外法権で、特権とアゴアシつきで、やりたい放題をしながら居座っているという、外国の軍隊がいる。
これは、どういうことかというと、植民地にされているということなのである。
日本は、敗戦以来、一度も、主権を取り戻したことはない。
事実上は、独立国ではない。
そして、今後も、主権を取り戻すことは、ない。
失った主権というものは、相当に無理をするとか、ものすごい幸運に恵まれない限りは、どうやっても、戻って来ることはない。
ただ、それだと悲しすぎて、生きていけないから、みんなで、気がつかないふりをしているだけ。
だから、私たちは、これからも、全員でもって、その芝居を、やることになっているのである。
独立国のふり、アメリカとは、主人と奴隷の関係ではなく、好意で守ってくれている友達なんだ、というふり。

他人が妬ましくなるとき

そういう中で、北朝鮮は、全開で、「独立」「主権」を見せびらかしている。
…これを妬ましく思わない日本人がいたら、その人は、ただのバカであるか、病気である。
確かに、北朝鮮は、貧乏だろう、しかし、こっちが逆立ちしても取り戻せない「主権」という宝物を、ずっと大事に、持っている。
北朝鮮には、外国の軍隊は、駐留していない。
あらゆる外国の干渉をはねのけて、独自の国内政策を持てるのかといったら、持てているようである。
独自の軍事政策を展開する、これは、できている。
独自の外交を展開できるのかといったら、それも、できているようである。
北朝鮮は、中国がダメと言っても、やりたいことはやっている、と。
ロシアのような大国が、嫌な顔をしても、気にしない、と。

私たちは、嫉妬している

私たちは、嫉妬しているのだ。
仕方がない。
「主権」というのは、一度手放したら、二度と戻ってこないという、価値ある「お宝」だったのであるが、前の天皇が、「要らない」と言ったときには、追い詰められていたし、国民は、誰も彼もが、お腹が空いていたから、それどころではなかったのである。
というか、当時は、「臣民」だったのであって、天皇以外の人は、主権者ではなかったから、一般人が「嫌だ」と言う権利などは、なかったのである。
ともかく、今となっては、永遠にそれを失くしてしまったわれわれには、「それを持っている他人」をサゲることで、持っていない自分をアゲてみるということくらいしか、方法はないのである。