脱力日記

脱力おばさんの思い出話やつまらない日常を綴るブログ

健全な中学時代の至福の時間

至福の時間

中学のときの、最大の楽しみと言えば、放課後に、仲間で甘いものを食べに行くことだった。
私たちは、だらだらとおしゃべりをしながら、30分以上歩いて、繁華街まで行き、サーティワンアイスクリームか、クレープの、どちらかを食べていた。

サーティワン

私は、アイスは、だいたいダブルで食べていたような気がするが、気分によって、コーンにしたり、カップで食べていたこともあった。
トリプルというのは、1回くらいは頼んだかもしれない。
なにしろ、私たちは、店員さんの手元を凝視し、めいっぱいによそってくれるかどうかについて、真剣に注意を払っていた。

私は、おおむね、ベリーの入ったチーズ系と、チョコ系を好んで食べていた。
サーティワンには、ミントアイスというのもあって、チョコチップが入っているのだが、これが、ものすごく不味かった。
仲間うちでも、誰も好んではいなかった。
アメリカでは、ミントアイスは人気があるらしいのだが、あんなものを喜んで食べるというのは、どういう味覚をしているのだろうと、不思議に思っていた。


私がユーミンの曲を初めて聞いたのは、たぶんその店で、当時ヒットしていた「守ってあげたい」が、何度も流れていた。
私は、「なんて、おしゃれな感じの曲なんだろう」と思って、大いに気に入ったのだった。
しかし、そのあと、テレビで松任谷由実を見たときには、美人じゃないし、歌も下手くそだな、と思った。
とにかく、「守ってあげたい」を聞きながら、サーティワンのダブルを食べるというのが、至福の時間だったという、酒も煙草も知らない、健全な中学時代。

破れないクレープ

当時は、クレープもまた、欠かせないアイテムであった。
当時のクレープ屋さんで売っていたクレープというのは、皮が破れにくく、丈夫にできていた。
薄く焼いてあるのに、弾力性があって、破れにくいのである。
どうやったらああなるのかと思って、大人になってから、自分でやってみたけれど、どうやっても、同じものは、作れなかった。
クレープには、バナナとかアイスとか、中身がたっぷり入っていて、お腹がいっぱいになる。
ただ、クレープ屋さんは、屋台みたいな感じで、店がなかったので、立ち食いだし、冷暖房はないし、雨の日は困るので、アイスと比べたら、そういう難点が、あるにはあった。

今はもうない

その後、駅前は、大開発をされて、すっかり形が変わってしまったので、あの当時と同じような店構えは、なくなった。
クレープ屋も、なくなった。
許されることなら、タイムマシンに乗って、「あのときの店」に、もう一度、行ってみたいと、思うこのごろ。